これまで私は3回(20代で2回、30代で1回)の転職活動をしてきました。
(この度の転職は、2021年のコロナ禍の最中に転職に成功。)
自身の転職活動経験と人事採用経験から、転職活動は転職サイトと転職エージェントをフル活用することで、無事内定・転職できると考えています。
今回は、これまでの転職活動の中で登録してきた30社以上の転職エージェントと転職サイトの中から、第二新卒の転職で役立つおすすめの転職サイトと転職エージェントを紹介します。
転職サイトと転職エージェントについて
転職活動では、「転職サイト」と「転職エージェント」を使用することになりますが、特徴は以下の通り。
転職サイト | 転職エージェント | |
特徴 | ・転職活動をすべて自分で行なう。 | ・転職のプロが転職活動をサポート。 |
メリット | ・求人数が多いため、自分の好きな業種に応募できる。 ・自分のペースで進められる。 | ・面接準備、応募書類チェック、入社までフォロー。 ・年収交渉をしてくれるため、年収が高くなる。 |
デメリット | ・すべて自分で進めるのは、初めての転職だと厳しい。 ・年収交渉ができず、年収が低くなりがち。 | ・求人がキャリアアドバイザーのおすすめのみになる。 |
比較すると
- 転職サイト → 求人探しから入社まで、転職活動をすべて自分で完結させる
- 転職エージェント → プロの支援を受けながら転職活動を進める
という特徴があります。
私の転職活動の中で一番違いを感じたのは、転職エージェントを使用すると「年収が高くなる可能性が高い」ということ。
転職エージェントは報酬として「転職者の入社後年収の数か月~1年分」を受け取るため、入社後の年収は必ず交渉してくれます。
転職支援と年収アップを目標にするなら、転職サイトと転職エージェントの利用も同時に行うのがおすすめです。
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転職エージェントの使い方を徹底解説【転職活動期間の短縮・年収アップ】
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第二新卒の転職活動の不安と、ビジネスマンとしての強み
第二新卒の転職活動は様々な不安がつきものです。
第二新卒で転職する不安
- 経験が少なく、ビジネスキャリアが無い
- すぐに辞めると思われるのではないか
- 書類選考で落とされてしまうのでは
- 給料が下がるのでは
- 転職活動が失敗したら
実際に就職活動を始めると、このような不安がどんどん湧き出してきます。
私自身も、20代中盤での転職活動ではたくさんの不安がありました。
一方で、第二新卒の転職には他の年代にない強みも持ち合わせています。
第二新卒で転職する強み
- 若いだけで価値がある
- ポテンシャル(伸びしろ)採用
- 会社・業界に染まっていない
- 一度社会に出ているので、ビジネススキル・マナーが身についている
第二新卒は若さゆえ経験不足を指摘される一方、ポテンシャル(伸びしろ)は他の年代を圧倒しています。
さらに、募集企業は会社や業界に染まっておらず、自社なじむ人材を採用したいことからも第二新卒は有利です。
また、一度社会に出ていることから、最低限のビジネススキルやマナーなどを身に着けていると考え、採用後の教育コストを圧縮したい募集企業側のニーズとマッチします。
このように第二新卒はそのポテンシャルと業界に染まっていないフレッシュさを期待されて採用される可能性が高いといえます。
そのため、自身の前向きな姿勢、入社意欲をしっかりとアピールできれば、であっても転職を恐れる必要はありません。
ポイントは、自分の強みをどのように企業に伝えていくかということです。
第二新卒の転職活動の流れ
第二新卒の転職のおすすめの流れは下記の通り。
- 転職サイト、転職エージェント合計3~4社に登録する
- 転職サイトで求人を探す、オファーを待つ
- 求人やオファーを転職エージェントに伝える
- 転職エージェントが企業へ推薦
ポイントは、「まず転職サイトに申し込み」、その後「転職エージェント」を経由して応募しているところ。
(転職サイト、転職エージェントは一社だと募集企業が限られてしまいます。3~4社以上の登録がおすすめです。)
転職エージェントのメリットである「転職活動の全面的サポート」を受けつつ、デメリットである「求人の少なさ」をカバーできます。
転職サイトを使用しても、最終的には「転職エージェント」の協力を得て転職活動を進めるのがポイントです。
第二新卒の転職はエージェントの活用がポイント
第二新卒の転職は、フレッシュさとポテンシャルを活かせる積極性などをアピールする必があります。
実際の転職活動では、自身のキャリアを伝える機会は以下の数回しかありません。
キャリアプレゼンのチャンス
- 履歴書、職務経歴書の提出
- 一次面接
- 二次 or 最終面接
わずか数回のチャンスの中で、他の候補者よりも自分自身をアピールする必要があります。
そこでおすすめなのが「転職エージェントの活用」。
「転職エージェント」はその名の通り、企業と私たち転職者をつなぐプロであり、転職エージェントの推薦がある場合は、書類通過率アップや年収アップなど大きなメリットが得られます。
以下が、私が実際転職エージェントを使用してよかったと感じたポイントです。
実際に感じたメリット
- 応募企業や面接担当者の情報を事前に得られる
- 履歴書、職務経歴書作成のための面談、チェック
- 書類選考通過率のアップ
- 採用確率アップ
- 年収アップ(年収交渉をしてくれる)
- 転職活動期間の短縮
- 転職活動のストレス軽減
特に初めての転職の場合「自己アピール」をするために、自身のキャリア、自分の性格について深く知る必要が出てきます。
「転職エージェント」のキャリアコンサルタントは、履歴書・職務経歴書作成の際、必ず「キャリア面談」を実施します。
キャリア面談によって、俺まで曖昧だった自身のキャリアや性格について知る機会を得ることができます。
第二新卒の転職では、「転職エージェント」を味方につけることが大切です。
↓ 20代、30代の実際の転職活動で役に立ったエージェントはこちら。
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【20代向け】実際に使ってよかった転職サイト、転職エージェント
続きを見る
-
【30代向け】実際に使ってよかった転職サイト、転職エージェント
続きを見る
【第二新卒】実際に使ってよかった、おすすめ転職エージェント
ここからは私が実際に使用してよかったと感じた転職エージェントを紹介していきます。
1.リクルートエージェント
公開・非公開求人件数:313,021件
おすすめ度:★★★★★
公式サイト:https://www.r-agent.com/
リクルートエージェントは業界NO.1の公開・非公開求人を保有し、私も転職活動の際は必ず使用しています。
一番の特徴は何と言っても30万件を超える求人案件の豊富さ。
特に転職サイトの「リクナビNEXT」と連携もできるので自分の希望した業界の求人を早く、多く見つけられるのはメリット。
また、担当エージェントも多いためスカウトメールもたくさん送られてくるのもうれしいところ。
第二新卒で初めて転職される方はおすすめのエージェントとなっています。
ただ、希望業界や職種が明確でない場合には注意が必要です。
求人や在籍コンサルタントが多くたくさんのスカウトメールが送られてきますので、希望業界や職種が定まっていない場合大量の無駄スカウトが届きうんざりしてしまうことも。
レジュメを完成させておけばミスマッチが減るので、利用の際にはレジュメや職務経歴書はしっかり完成させていおきましょう。
2.マイナビエージェント
公開・非公開求人件数:132,487件
おすすめ度:★★★★・
公式サイト:https://mynavi-agent.jp
「マイナビ転職」は初めての転職活動の際お世話になりました。
求人規模も「ビズリーチ」や「doda」にも引けを取らず、エージェントからの求人紹介数も十分。
担当コンサルタントの方がは親身に話を聞いてくれるのもうれしいポイント。
第二新卒の場合は初めての転職を不安に感じる方が多いので、ぜひ積極的に相談してみてください。
マイナビエージェントは転職サイトでもあるマイナビ転職を同じく地方に強いパイプを持つ転職エージェントです。
東京圏以外の方ににも非常にメリットのある転職エージェントだと思っています。
3.doda(デューダ)
公開・非公開求人件数:145,924件
おすすめ度:★★★★・
公式サイト:https://doda.jp/
こちらも毎回の転職活動でお世話になっている「doda」。
業種転換を考えていた際とても親身に相談に乗っていただけました。
転職サイト、転職エージェント機能両方を備えているので、サイト内で検索した求人をdodaの担当エージェントから紹介してもらうことが可能。
ただ、私が利用した頃は転職面談担当と企業交渉担当が分かれていたので、少し手間のかかる印象でした。
求人数も多く、約14.5万件とリクルートエージェントに次ぐ多さとなっており、初めての転職やたくさんの求人の中から転職先を選ぶのにもってこいのサイトです。
また地方の求人にも強いので、東京圏だけでなくUターンやIターンの就職にも使えるサイトとなっています。
4.ビズリーチ
公開・非公開求人件数:158,781件
おすすめ度:★★★★★
公式サイト:https://www.bizreach.jp/
私は「ビズリーチ」で出会ったキャリアコンサルタントの協力をしてもらい転職しました。
個人的には、ダントツに使いやすい転職エージェントだったと思います。
※私の知り合い2名もビズリーチから転職しており、転職成功率の高さを実感しています。
特に、ビズリーチに登録する一番のメリットは企業やエージェントから送られてくる「プラチナスカウト」。
「プラチナスカウト」には、一次面接をパスし、初めから役員面接が可能などの特典があります。
転職活動期間が長くなると、不安や焦りが募るもの。
プラチナスカウトはそんな不安な転職活動をより早く、スムーズに終わらせるための素晴らしいサービスです。
ビズリーチは「年収500万円」以上をターゲットにしている転職エージェントとなります。
第二新卒の場合、求人情報の検索をメインに使用されるのをおすすめします。
【第二新卒】実際に使ってよかった、おすすめの転職エージェント
次にこれまでお世話になった転職エージェントを紹介します。
1.マイナビジョブ20’s
公開求人件数:2,500件
おすすめ度:★★★★・
公式サイト:https://mynavi-job20s.jp/
マイナビジョブ20’sは私も20代中盤のころに使用した転職エージェントです。
求人数はそれほど多くありませんが、20代向けエージェントということもありコンサルタントの対応がすごく優しかったことを覚えています。
自己認識やキャリアプランが曖昧なこともあり、カウンセリングをしながら職務経歴書をつくっていきました。
第二新卒で初めての転職で不安な場合はぜひ登録してみてください。
2.ランスタッド
公開・非公開求人件数:46,295件
おすすめ度:★★★★・
公式サイト:https://www.randstad.co.jp/
ランスタッドは外資系、日系大手の採用に強い転職エージェントです。
赤坂の事務所に足を運びキャリア面談をし、カウンセリングを行いながら転職活動のフォローをいただきました。
外資系エージェントなのでドライなイメージかと思いましたが、コンサルタントの方の非常に対応もよく安心してお任せできました。
求人は特に外資系に強いですが、国内大手やメガベンチャーの求人も取り揃えています。
(他の国内エージェントと比べ、求人数が少ないのがデメリットですね。)
エージェントの交渉力があり、書類選考通過率は非常に高いこと、外資系特有の面接対応に強いことが特徴。
第二新卒でで外資系への転職を検討している方は登録してみてください。
3.JACリクルートメント
公開・非公開求人件数:31,250件
おすすめ度:★★★★・
公式サイト:https://www.jac-recruitment.jp/
JACリクルートメントも30~50代のハイクラス求人をメインに取り扱う転職エージェントです。
外資、日系大手の求人取扱数が圧倒的に多く、レガシー系企業などを希望される方には大変おすすめです。
(こちらも大手国内エージェントと比べ求人数は少なくなっています。)
企業ごとに担当者がいらっしゃるので、企業ごとの面接対策などを教えていただくことができます。
会社事情や面接官の事情に詳しい状態で面接に臨めるので、大変安心感がありました。
20代でもキャリアアップ、高収入を目指す方におすすめです。
4.パソナキャリア
公開・非公開求人件数:21,625件
おすすめ度:★★★★・
公式サイト:https://www.pasonacareer.jp/
パソナキャリアは求人の質の高さ、求人提案量が多いのが特徴です。
こちらのエージェントには転職初期にお世話になり、当時自己認識の甘かった私に丁寧にカウンセリングをしていただきました。
大手サイトに比べ全体の求人数は少ないのですが、コンサルタントが提案してくれる求人量が多いのが特徴。
求人を出し惜しみするコンサルタントが多い中、この対応はとてもありがたかったです。
第二新卒の転職でもおすすめのエージェントです。
【第二新卒】実際に使ってよかった、おすすめの転職サイト
基本は転職エージェントをおすすめしますが、転職サイトにしか掲載されない求人もあります。
1~2サイトほど登録して求人検索に使うのがおすすめです。
1.リクナビNEXT
公開・非公開求人件数:53,849件
おすすめ度:★★★★・
公式サイト:https://next.rikunabi.com/
リクナビNEXTは数ある転職サイトの中でトップクラスの求人数を誇ります。
また、リクナビNEXTにしかない求人も多く、約80%の転職者が使用しているとのことでした。
私も転職初期に求人を確認するため登録していました。
ただ、結局転職エージェントの「リクルートエージェント」の求人数が多いのでそちらに移行したという経緯もあります。
履歴書・職務経歴書作成ツールが便利ですので、初めての転職の場合はぜひ登録してみてください。