私は学生時に入社したベンチャー企業で16年間働き、30代で転職をしました。
さらに2度の転職活動失敗(継続断念)も経験しています。
私のが考える転職活動とは、「孤独と不安との戦い」。
前後不覚の中、頼れるものも相談相手もなく、自分を信じて前に向かって歩み続けるようなものだと思っています。
ですが、その孤独と不安を和らげ助けてくれたモノがありました。
それは、本。
本は自分と同じく生き方に悩み、必死に考えた結果生み出された知識のまとめ。
それらの本にまとめられた知識は、
- 悩みがあってもよいこと → 自分を肯定してくれる
- 悩み乗り越えられること → 対処方法がある
ことを教えてくれました。
今回は、私が転職活動をする中で読んだ本の中から、「転職を始めた方」「転職するか悩んでいる方」に読んでほしい本をご紹介します。
↓ 転職エージェントが決まっていない方へ。おすすめの転職エージェントを年代別にまとめました。
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【30代向け】実際に使ってよかった転職サイト、転職エージェント
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【20代向け】実際に使ってよかった転職サイト、転職エージェント
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【第二新卒向け】実際に使ってよかった転職サイト、転職エージェント
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転職2.0 日本人のキャリアの新・ルール
「これからの時代を生き抜くため、キャリアをアップデート。」
「転職はネガティブ」だと思っていた私に、「転職はポジティブなもの」の視点をくれた思い出の一冊。
長く続けることが美徳だと思っていた私にとって、転職のハードルはかなり高く感じられました。
ですが本書では、
- 転職は、個人がキャリアを選ぶためにするもの。
- 転職は自分の価値を見直すチャンス。
など、これまで転職に感じていたイメージを払拭し、転職へ踏み出すハードルを下げてくれました。
現在の転職活動に必要なことが体系的まとまっており、転職・働き方に悩む方に誠実に向き合ってくれる一冊です。
LIFE SHIFT(ライフ・シフト)―100年時代の人生戦略
「長寿化により就職・引退の常識が変わる」
この本は、この先数十年の人生の中で、自身の経験・スキルを活かした柔軟な働き方が必要なことを教えてくれた。
ポイントは長寿化。
60歳定年の時代が終わり、70歳、80歳まで働く必要が出てきた現在、「一社勤め上げ→引退・年金暮らし」というライフプランの設計は崩壊しつつあります。
本書では人生のステージを、
- エクスプローラー(自分を見つめ、新しい発見をするステージ)
- インディペンデント・プロデューサー(自分で職を生み出すステージ)
- ポートフォリオ・ワーカー(様々な活動に当時並行で関わるステージ)
の3つに分けて、人生の型は一つではないことを伝えてくれます。
自身のステージを柔軟に変化させ、有形資産(お金や人)、無形資産(知識・スキル・健康)を築いていくことが、この長寿の時代を生き抜くために必要だということ。
転職は「将来をつかみ取る手段」「当たり前のことだと思って前に進もう」と思わせてくれた、大切な一冊です。
嫌われる勇気 / 幸せになる勇気
「あなたの人生は、今、あなたがどう生きるか次第」
「アドラー心理学」をまとめた心理学書のベストセラー。
転職を考え始めたころ、私には悩みがありました。
転職したいと言ったら、周りからどう思われるだろう。
「自分の気持ちを素直に伝えて否定されたら…」と他人の意見を気にして臆病になっていました。
そんな時に本書に出会い、
- 他人からの評価はコントロールできない。
- 自分の人生の意味は自分で与えるもの。
など、自分の人生を好転させるためのいくつもの言葉から、転職活動を始める勇気をもらいました。
転職だけでなく、生き方、他人と関わり方を整えてくれる素敵な本です。
(「嫌われる勇気」を読んだ後に、二作目の「幸せになる勇気」もぜひ読んでみてください。アドラー心理学の実践のポイントが描かれています。)
七つの習慣
「自分の心身を整え、知識を研ぎ澄ます。」
こちらもビジネス書として大ベストセラーの「七つの習慣」。
ビジネスマン必携とも言われ、自分の生き方、これからについてとてもたくさんの気付きを与えてくれる一冊です。
こちらは直接転職についての言及があるわけではありません。
ですが、何よりも「自分自身を大切にする」ことの重要さを説いてくれます。
- 肉体 → 健康の維持
- 精神 → 穏やかで前向きに
- 社会 → 人間関係を通じて情緒的な安定
- 知性 → 知識のインプットとアウトプットを通じた成長
転職は、ともすれば自分を追い込んでしまう可能性があります。
どんなことをしていても、自身の身体・心が健康でなければ良い結果を生み出すことはできません。
心身の健康を大前提に、知識を学び、人とと関わり合って可能性を広げていく。
焦らず、自分と向き合いながら転職活動を行う大切さを教えてくれた一冊です。
転職と副業の掛け算
「生涯年収を最大化するための、戦略的転職」
転職業界のインフルエンサーmotoさんの「働く考えと、収入の上げ方」に触れられる一冊。
会社・組織は今後のキャリアを保証してくれないことを前提に、
- これからの時代のキャリアの考え方
- 年収を上げるための転職術
など、motoさんのこれまでの「サラリーマン×副業」人生のエッセンスが詰め込まれています。
サラリーマンの転職活動や転職に伴う収入の上げ方を知りたい方におすすめです。
転職の思考法
「いつでも転職できる。選択肢を手に入れて自由に生きる。」
この本は私に転職をタブー視しないこと、自己分析の深め方と重要性教えてくれました。
- マーケットバリュー(自分の市場価値)を高め、
- その価値を知らせ、
- その延長線上に転職と未来がある。
テクニックではなく、自分の今の価値とやれることを徹底的に認知することから始める。
そのうえで、自分の将来の幸せにつながる転職先を見つける。
転職は手段であり、最終的に個人が幸せを得るための過程であると思わせてくれる一冊です。