転職ノウハウ

こんな転職エージェントとは付き合うな!チェンジした方がいい6つの特徴を紹介。

付き合ってはいけない転職エージェント

私はこれまでの転職で12社ほどの転職エージェントを使用してきました。

その中では、素晴らしい転職エージェントもいれば、「えっ?」と思う転職エージェントに出会うこともありました。

今回は、私がこれまで使用してきた転職エージェントをの中で感じた、「こんな転職エージェントは即チェンジ」という特徴と事例を紹介していきます。

ぜひ、皆さんの今後の転職活動の生かしてみてください。

転職エージェントは「転職者と企業をつなぐプロ」

私は転職を、「転職者と企業がつながって幸せになる仕組み」だと考えています。

ですが、すべての転職者か人とのつながり、転職のノウハウを持っているわけではありません。

その「人と人(企業)をつなぐプロ」が転職エージェントのキャリアアドバイザー。

圧倒的な転職支援経験をもとに、転職者が不安なく転職活動を続けられるよう、カウンセリングから書類添削、面接支援、入社準備までトータルでサポートしてくれます。

正直、転職エージェント無しで転職するのはかなり大変なので、相談を受けた場合はほぼ100%転職エージェントへの登録をおすすめしています。

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転職エージェントとうまくいかないこともある

転職のプロとはいえ、転職エージェントのキャリアアドバイザーも人の子。

良好な関係を築けなかったり、期待に応えてくれないこともあります。

そんな時は可能な限り早めに転職エージェント、または担当のキャリアアドバイザーを変えてもらうのが吉。

理由は以下の通り。

自分に合わない転職エージェントと付き合ってはいけない理由

  • ストレスがすごい
  • 転職活動が長期化する
  • モチベーションを維持できない
  • 不安が大きくなる

現在転職活動中の皆さんはすでに「会社で働くストレス+転職活動のストレス」を感じているはず。

そのため、私たちが転職エージェントに求めているのは、手厚いサポートで転職のストレスを少しでも軽減させることはず。

にもかかわらず、転職エージェントとの人間関係の不和でさらにストレスをため込んでいては本末転倒。

新たなサポート役を求めるのはごく自然なことであり、可能な限り早く新たな転職エージェント、キャリアアドバイザーを見つけるのがおすすめです。

転職エージェントをチェンジ?キャリアアドバイザーをチェンジ?

では、実際に何を変更したらよいのでしょうか。

変えられるものは二つ。

  • 転職エージェント(登録先)
  • キャリアアドバイザー(担当者)

の二択となります。

それぞれメリットとデメリットがありますので、以下でご紹介します。

転職エージェント(登録先)をチェンジする場合のメリット・デメリット

転職エージェントとは(リクルートエージェントやマイナビエージェント、dudaなど)登録型エージェントのこと。

転職エージェント(登録先)を変更するメリット・デメリットは以下の通り。

メリットデメリット
転職の可能性を高められる。
・新しいキャリアアドバイザーに出会える。
・新たな求人を紹介してもらえる。
・プロフィールの再登録。
・履歴書、職務経歴書の再登録。
・再面談が必要。

まずメリットとしては、新しいキャリアアドバイザーにも出合えることでストレスなく転職活動を進められるようになります。

さらに最大のメリットとしては、「新たに魅力的な求人を紹介してもらうことで、転職可能性を高められること」があげられます。

新たな転職エージェントが保有する非公開求人の中に、自分に合った求人がある可能性、それらを新しいキャリアアドバイザーが紹介してくれる可能性は大いにあります。

一方で、プロフィールや履歴書・職務経歴書の再登録、キャリアアドバイザーとの再面談なども必要となるのでデメリットもないわけではありません。

ただ、転職可能性を高められることから、転職エージェントの変更や複数登録はメリットが大です。

キャリアアドバイザー(担当者) チェンジする場合のメリット・デメリット

一方、転職エージェントはそのままに、キャリアアドバイザー(担当者)のみを変更するメリット・デメリットは以下の通り。

メリットデメリット
・プロフィールの再登録が不要。
・履歴書、職務経歴書の再登録が不要。
・新たに関係性を構築できる。
・転職可能性はあまり高まらない。
・似たような担当がつく可能性がある。
・求人の幅は広がらない可能性が高い。
・新しいキャリアアドバイザーとの面談が必要。

こちらの場合、プロフィールなどの再登録が必要なく手間がかからないのがメリット。

一方で、デメリットも大きいです。

登録会社が一緒のため「似たような考え方のキャリアアドバイザー」が担当につく場合があること、「新しい求人に出会えない」可能性が高まります。

転職可能性がそれほど高まらないのが最大のデメリットでしょう。

おすすめは「転職エージェント複数登録」

これまで話してきた通り、転職エージェントはその会社担当者ごとに能力、保有する求人が異なります。

「転職エージェントに複数登録」することで、新たな求人、魅力的な求人に出会える可能性がぐっと高まります。

  • 転職可能性が高くなる
  • 転職活動期間が短縮できる
  • ストレスも軽減できる

など、かなりメリットばかり。

スムーズな転職を成功させる最短ルートは「転職エージェント複数登録」だと覚えておいてください。

↓ おすすめの転職エージェントを年代別にまとめました。参考にしてみてください!

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チェンジは失礼にならない?→全く問題ナシ!

転職エージェントやキャリアアドバイザーをチェンジす実際どうなのでしょう。

  • 切り替え依頼して大丈夫?
  • 失礼じゃない?

と思う方もいらっしゃるかもしれません。

でも、安心して下さい。

エージェントサービスはつまりはビジネス。

我々クライアントはサービスを選ぶ権利がありますし、転職エージェント側もよく理解していますので問題ナシ。

私の経験では転職エージェントやキャリアアドバイザーの切り替えで文句を言われたことはありません。

逆に自分に合うキャリアアドバイザーを探してくれる方もいらっしゃいました。

「切り替えたい」とはっきり伝えて次のステップに進みましょう。

こんな転職エージェントはすぐにチェンジ!の6つの特徴

ここからは私が実際に出会った転職エージェント、キャリアアドバイザーをもとに、「こんな転職エージェントはすぐにチェンジ!」と感じた特徴と事例を紹介していきます。

①担当者とそりが合わない

転職エージェントを切り替えたくなる理由No.1がこれ。

私達転職者も転職エージェントのキャリアアドバイザーも人です。

転職活動を進めやり取りが増えてくると、「ん?」と思うことが出てきます。

例えば、

Title

  • メールの文面がきつい
  • 高圧的な言葉遣いや態度
  • 期待した答えが返ってこない
  • 面談してくれない

などで悩むことも。

おすすめの対処方法は「一度だけ、自分の希望をしっかり伝えること」。

もしかしたら、自分の情報ががうまく伝わっていない可能性も。

なので、一度だけ自分の希望職種や業種、性格などを改めて連絡しましょう。

ポイントは「一度だけ」というところ。

一度言って伝わらない、わからないならその方は諦めましょう。

2度も3度も連絡するのは時間と手間もったいない。

(仕事しながらの転職活動は暇ではありませんからね。)

すぐに別エージェントを使うか、キャリアアドバイザーの変更を打診しましょう。

②特定の求人をゴリ押ししてくる

自分の希望していない求人を「おすすめです!」「あなたに合っています!」とおすすめしてくる転職エージェントには注意。

これ、意外と多いです。

なぜ希望していない求人を何度も勧めてくるのか。

理由は2つ。

  • 転職エージェントが「成果報酬型の給与体系」なこと
  • 企業オファー案件には「特別報酬」があること

すべてお金がらみですね。

転職エージェントのキャリアアドバイザーの給与体系は「紹介した転職者の年収の20〜30%を報酬として受け取る」のが基本です。

更には、過去に優秀な方を紹介した場合は、企業から特別報酬案件をオファーされることがあります。

そのためキャリアアドバイザーは、見込みがある方にそのオファー案件を積極的に紹介します。

(私達も転職エージェントを無料で使っているので、ある程度は仕方ないです。)

しかし、転職者の希望に沿わない求人をゴリ押しして応募を迫るのは間違っています。

実際、私もゴリ押しされたり、ゴリ押し案件を断ったら疎遠になったエージェントさんも多いです。

(大手ではなく、中小・独立系エージェントに多い印象です。)

ちょっとでも違和感を感じたら、他の転職エージェントに切り替えたり、別のキャリアアドバイザー紹介してもらいましょう。

③求人提案数が少ない

求人紹介数の少ない転職エージェント、キャリアアドバイザーは要注意です。

なぜなら

求人提案数が少ない=転職可能性が低下

こととなります。

転職エージェントはよく「非公開求人多数!」と広告を打ちます。

これは私達転職者に「これだけたくさんの求人があれば、あなた似合う仕事を提案できます!」と訴えることで登録を促しているわけです。

転職エージェントを利用する場合、キャリアアドバイザーから自分にあった求人を提案してもらいます。

つまり、求人提案数が少ないということは、自分にあった仕事・企業を選べなくなり転職可能性が低下します。

転職活動は時間との勝負。

長期化すればモチベーションは保てません。

早めに見切りをつけて、新しいエージェントを探しましょう。

④書類添削が適当

書類添削(履歴書、職務経歴書)の添削がお粗末なエージェントもあります。

私の経験では、履歴書、職務経歴書を送付後すぐに「特に問題ありません!」と言ってきたり、添削無しで「応募企業に送付しておきました!」と言ってくるエージェントは要注意。

履歴書、職務経歴書は転職活動の要。

送付した資料は転職希望者の分身であり、企業と私たち転職希望者が一番最初に出会うことになります。

それを蔑ろにする転職エージェント、キャリアアドバイザーは私たちの転職者の気持ちを汲んで動くことのできない方々です。

(書類添削ができないのであれば、面接対策、更には給与交渉なども期待できません。)

早々に見切りをつけましょう。

⑤メール、電話の連絡が遅い

過去にはメールや電話の返信が遅い、または忘れてしまう方々にも出合いました。

転職者の焦りや不安な気持ちを想像できないだけでなく、ビジネスマンとしても論外です。

関わらない方が幸せになれるレベルです。

⑥得意業界や職種がかたよっている

意外と気が付きにくいのがこの「特異な業界、業種が偏っている」ところ。

転職エージェントのキャリアアドバイザーは二種類に分けられます。

  • 特定の「業界」への転職サポートが得意な方
  • 特定の「職種」への転職サポートが得意な方

例えばIT業界に強いけれど、その他の業界には弱いキャリアアドバイザー。

経理(管理部門)には強いけど、営業系は弱いキャリアアドバイザーなどです。

もし自分が「職種そのままで業界を変えたい」と思っているのに①系のキャリアアドバイザーが担当だったら…。

または「業界はそのままで職種を変えたい」のに②系のキャリアアドバイザーが担当だったら…。

自分の希望する求人に会えない、転職活動の長期化、モチベーション低下につながります。

こんな場合も転職エージェントを変えるか、キャリアアドバイザーを切り替えてもらいましょう。

まとめ

転職活動では転職エージェントへの登録は必須です。

しかしながら、自分に合わなかったり転職サポート力の弱い転職エージェント、キャリアアドバイザーとともに行動していてもよい結果は得られません。

最悪、自分の希望する求人に出会えなかったり、転職活動が長期化しモチベーションが下がってしまうこともあり得ます。

その場合は複数の転職エージェントに登録したり、キャリアアドバイザーをチェンジしてもらいましょう。

転職は人生の転機。

自分の未来を自分でつかむための努力の積み重ね。

だから一切の妥協はいりません。

自分の言いたいこと、希望をしっかり転職エージェント、キャリアアドバイザーに伝えていきましょう。

みなさんの転職活動が有意義なものになりますように!