転職活動で一番不安になるのは面接結果待ちの期間。
仕事の合間をぬって準備し、臨んだ面接。
合格・不合格に関わらずとにかく結果が気になるものです。
(私もネットでよく調べて不安を落ち着かせていました。)
ただ、安心してください。
結論から言うと、結果通知は1~10日の間に届き、通知自体が遅いことは合否に関係ありません。
また、遅い理由も選考作業の遅延など募集企業側の理由がほとんどです。
今回は、私のこれまでの経験から一次面接の結果通知までの期間や、結果通知が遅くなる理由、結果通知を早くもらうための方法などを紹介していきます。
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一次面接結果通知までの期間と合否への影響
まず初めに、私のこれまでの一次面接結果通知までの期間を一覧にしてみました。
業種 | 通知期間 | 合否 | エージェント有無 |
ホテル業 | 1日 | 〇 | 〇 |
ホテル業 | 2日 | 〇 | ✕ |
電気インフラ | 2日 | ✕ | 〇 |
IT(教育) | 2日 | 〇 | 〇 |
IT(セキュリティ) | 4日 | 〇 | 〇 |
IT(広告) | 4日 | 〇 | 〇 |
IT(広告) | 5日 | 〇 | 〇 |
IT(教育) | 7日 | ✕ | 〇 |
ホテル業 | 7日 | 〇 | ✕ |
IT(広告) | 10日 | 〇 | ✕ |
ほとんどが「1~10日程度」来る(期間は合否と関係なし)
結果通知までの期間を見てみると、早ければ翌日、一方で10日近く音沙汰なしにもかかわらず合格となった場合も。
通知期間に1~10日とかなり幅があります。
結果通知までの期間
- 通知期間:1日~10日
- 合格 → 平均4.4日(最短1日、最長10日)
- 不合格 → 平均4.5日(最短2日、最長7日)
結果として合格通知の通知期間は早くて1日、遅ければ10日以上かかりますが、通知期間による合否への影響はほとんどありません。
エージェント経由だと結果通知が早い
一方、求人への申し込み方法を見てみると若干違いがあります。
私は多くの場合、転職エージェント(リクルートエージェントやビズリーチなど)を使用していました。
転職エージェントの利用有無で比較してみると、
結果通知までの期間
- 転職エージェントあり → 平均3.6日(最短1日、最長7日)
- 転職エージェントなし → 平均6.3日(最短2日、最長10日)
となり転職エージェントを経由して申し込んだ場合、通知までの期間が短くなることがわかります。
結果これらから分かることは、
- 結果通知は早いこともあれば遅いこともある(結果とは関係ない)
- 転職エージェントを経由すると、合格発表までが短い
の2点となります。
世にいう「合格は連絡が早い」「不合格は連絡が遅い」などはあまり考えなくてよいと感じています。
(時間が経てばたつほど不安になり、「不合格の可能性」を想像してしまうためこのような話が世に多いのも事実です。)
企業は基本「一週間以内」に通知にする
結果通知までの期間は合否結果には関係ないので、ただ通知を待つしかないというのが事実です。
(合格は一日でも早く通知するのでは?と思いがちですが、採用実務では企業側にメリットがないので差をつけることはないと思います。)
ただ、人事採用担当には各社基本的なルールがあります。
私が人事で採用担当をしているときには、「基本的には一週間以内に通知する」ルールを決めて動いていました。
一週間以内に通知する理由は大きく2つ。
- 応募者が不安を感じないようにするため
- 応募者が別の企業に流れないようにするため
常にこれらを意識して採用活動を行っていました。
理由1:応募者が「不安を感じないように」
自身の経験を踏まえていえば、応募者は結果通知までの期間、本当に不安な気持ちでいっぱいです。
自分の人生を変える一発勝負の面接結果ですから、不安になるのは当然。
その点を踏まえ、企業はできるだけ早く通知をしてあげたいと考えます。
そのため、多くの場合は一週間程度で連絡が届くよう調整します。
理由2:応募者が「別の企業に流れないように」
一方で企業側が早期通知にこだわる理由もあります。
応募者は「転職活動」をしているわけですから、自社以外にも面接を申し込んでいます。
他社の選考が自社よりも進んでいる場合、他の企業に流れてしまう危険性があります。
(一次面接や二次面接で他社の選考状況を確認される理由がここですね。)
人事採用担当の業務目標は、自社の成長を支える優秀な人材の確保なので、採用日程調整で他社に後れを取ることは許されません。
時間をかけずに合否通知するのが基本です。
結果通知が遅れる理由4つ【すべて募集企業都合です】
では結果通知はなぜ遅れるのでしょうか。
これはすべて、「募集企業側の都合」です。
下記4つのパターンのいずれかにあてはまる場合、ほぼ確実に通知が遅れます。
- 応募人数が多く、さばけない
- 稟議に時間がかかり、合格通知を出せない
- 補欠合格者は、本合格者の辞退後に結果通知する
- 結果を郵送するため通知が遅れる
応募人数過多、企業風土、リスクヘッジ、個人情報への対応などすべて会社側の都合で通知が遅れます。
では、これらはなぜ発生するのでしょうか。
1.応募人数が多く、選考に時間がかかる
合格通知が遅れる一番の理由は「応募人数が多く、選考に時間がかかる」ため。
これは大企業でも、中小企業どちらでも発生します。
- 大企業 → 応募者が非常に多い
- 中小企業 → そもそも採用担当者が少ない
大企業の場合は、求人募集を出すと応募が殺到することが少なくありません。
採用担当者を専任で配置していても、応募数が多くさばききれなくなります。
一方で中小企業は採用担当者が1名、または労務担当者が兼任するなど、採用にリソースを割けません。
一日数人の面接しかできず、選考に時間がかかります。
大企業、中小企業に関わらず「採用スタッフに対し申し込み過多」になり、採用期間が長期化。
結果として、合格・不合格に関わらず面接結果通知が遅れてしまいます。
2.稟議に時間がかかり、合格通知を出せない
こちらは企業風土(大企業か、中小・ベンチャーか)に影響されます。
特に大企業の場合、一次面接終了後に部門稟議が必要となる場合も。
稟議承認プロセスは部門管理職や担当役員の印が必要となることが多く、合格通知まで時間がかかりやすいのです。
一方で中小企業やベンチャーの場合は稟議スピードが速く経路も短いため、通知期間への影響はほとんどありません。
3.補欠合格者は、本合格者の辞退後に結果通知する
採用は本合格と補欠合格の二段構えでリスクヘッジします。
(本合格者が辞退することを想定して、追加合格者を出せる仕組みにしています。)
- 本合格 → 会社の稟議承認後、即合格通知
- 補欠合格 → 本合格者が辞退した場合、繰り上げで合格通知
本合格者への合格通知後の返答期限をおよそ5日間とすると、補欠合格者はその分遅れて結果通知をもらうことになります。
補欠合格の場合、一次面接なら7~14日程度、最終面接の場合は最長14~21日程度かかることも。
かなり長期となる可能性もあるので、焦らず待ちましょう。
4.結果を郵送するため通知が遅れる
「今どき郵送で結果通知?」と思われる方もいらっしゃるかと思いますが、この対応をしている企業もまだまだ多くあります。
ちなみに私も前職では、すべて郵送で合否通知を発送していました。
郵送通知する理由は主に個人情報保護のためです。
- メールで宛先を間違える可能性がある
- 不合格時、履歴書を同封し返送する
間違っても応募者の履歴書や職務経歴書を誤送するわけにはいきませんので、細心の注意を払い書留で送付していました。
このように結果通知を郵送対応する会社もあり、社内稟議通過後、返送までに数日を要する場合もあります。
応募者多数となると、さらに結果通知の到着までに時間がかかります。
結果通知を早くほしいなら「転職エージェント活用」がおすすめ
私の経験上、転職エージェント経由で応募していると結果通知までの期間が短くなります。
私の一次面接結果通知までの期間から見てみると、
- エージェントあり → 平均3.6日
- エージェントなし → 平均6.3日
となり、「エージェント経由の方が平均2.7日」早く結果通知をもらっていることになります。
理由はただ一つ、「担当エージェントが応募会社に結果を聞いてくれる」から。
基本、転職活動は募集企業が上の立場であり、応募者側から選考結果確認を連絡しずらいものです。
しかし、転職エージェントがいる場合は別。
転職エージェントは応募者を企業に内定させることで報酬を得ますので、応募者と企業の積極的な橋渡しをしてくれます。
選考結果や、内定後の年収交渉など応募者が関与しにくい部分をどんどん確認してくれます。
合否連絡が遅くなること、転職活動不安のある方は積極的に転職エージェントを利用するのがおすすめです。
(私も30代の転職活動ではほぼすべて転職エージェント経由で申し込みをしました。)
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まとめ
一次面接はの結果待ち期間はとにかく不安になるものです(私も本当に不安でした)。
基本的に通知までの期間は募集会社の選考手順の影響を受けるので、合否には影響がないと考えてください。
通知が来ないと不安になりますが、遅いからと言って不合格なわけではありません。
自然体で結果を待ちましょう。
結果が早めにほしい場合は転職エージェントの活用を考えてみてください。
転職エージェントを味方につけて、早めに結果情報をもらって安心しましょう。